シネマグラフ
いわゆる動画と写真の中間的なgifアニメのことです。
動いてるべきもの(人とか走行中の電車とか)を制止させて写真の一部分を動かすことで、ぼかしでも、特定箇所のカラー反転と同じように、あるオブジェクトにフォーカスが当たる不思議な雰囲気を醸しだせます。
写真を撮るようになてからじわじわといろんなカメラ手法が気になり始め、ネットで調べてみたところ作り方もそんなに難しくなさそうだったので、早速挑戦。
作り方については、いろんなブログがわかりやすく説明しているのであえて詳しくは説明せず、制作で苦労した点をちょっとまとめておきます。
作り方についてはLIGの記事を参考にしました。
それでできた私の記念すべきシネマグラフ処女作がこちら!!
反省点1:動かすオブジェクトをしっかり考えよう
ご覧の通り、全っっ然不自然ですね。
違和感ないようにループさせるから独特の不思議な雰囲気が出るところをこれでは台無し。
動かす対象はループした時に最初のフレームと繋がった時に自然に見えるようなものを選びましょう。
反省点2:マスクかけたところに影が落ちていないか確認しよう
写真上の方をよく見ると動いている部分に通行する人の影が落ちちゃってます。
こういうディテールが雰囲気壊しちゃう原因なんだなと制作してみてよくわかりました。
東京マラソンにちなんだ銀座wakoのインスタレーションが素敵だったのでどうしても題材にした簡単だけれども、結局お題が悪かった。
反省点3:お願いだから三脚使おう。
動画と静止画重ねるわけだから大枠がピタッと同じ風景じゃないといけません。
つまり、動画がブレブレだと大変に大変です。big大変、huge大変。動画がブレてる時点で作る前に失敗確定です。
動画撮影時には三脚か、どうにかして固定できるポジションから撮ること。
反省点4:photoshop編集時、動画の逆再生はしない(メモリ食うから)
あまりにループが不恰好だったので逆再生のフレームを挟んでごまかそうと思ったのですが、この作業がまあメモリーを食いに食うわけですよ。
私のPCはスペックがよろしくないので、その後の書き出しができなくてもッッッッすごく苦労しました。
なんかやっとこさ書き出せたgifファイルがド驚愕の28MBとか出てきちゃって、ヒャーーーーーとなりながらも前に進むしかない、だって作りたいものとせっせと画素数落としてみたり、gifファイル圧縮ソフト使ったり検討してみたのですよ(2:00am)
こういうこちょこちょしたとこで不細工な部分をカバーしようとしない、後がいろいろと怖いことになりますし深みにハマります。
ちなみに使用したgifファイル圧縮ソフトはこちら。
こっち(COMPRESSOR)も優れもののようですが、アップできるファイルが10MBとのことで、28を叩きだしちゃった私のモンスターには非対応でした...
反省点5:instagram, facebookにはgifアニメがあげられない
これは反省点というか知らずにえ、SNSにあげると動かない、え、動かない。
PC再起動しても動かない。ととにかくアホみたいにアップだけ延々として観念してgoogle殿にお伺いを立てたところ
instagram, facebookにはgifアニメがあげられないという事実が判明。
正確にはあげられないわけではなく、アップできるんだけど、やり方がちょっと面倒ということです。
あげかたについてはいくつか方法があるようですが、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
ちゅーことで、作成からアップまでに3時間(いや、もしかしたらそれ以上)かかりました!!
その後ももう一つ別の素材で作ってみたら制作〜アップまでに10分、15分しかかからなかったことを考えればどれだけ時間かかってんの?ということがお分かりいただけますでしょう。
でもシネマグラフってまだまだやってる人が少ないみたいで、それだけに作ってみると本当に楽しい。
今はphotoshopがなくても簡単に作れるアプリ(Cinemagraph pro とかね)もあるみたいなんで、近々そっちの使い心地なんかも試してみたいなと思います。
では最後に、処女作の反省点を踏まえて制作したシネマグラフ第2作をご覧いただいてお開きとしましょう!
だから動画撮る時には三脚を使わないと...
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