メリダ編最後は市内のおすすめのカフェとその他メリダのこぼれ話をご紹介!
フリーウォーキングツアーのおじさまに教えてもらったカフェ。市内に位置しているにも関わらずカフェ内は落ち着いた雰囲気。
マニュフェストと言うだけあって、何らかの公約を壁に掲げておりましたが、スペイン語なので推察するに止まる。
コーヒーはライトで飲みやすい!セブンイレブンやマックのコーヒーが好きな私ごのみのクセのない飲み心地。
写真はJ氏がオーダーしたラテ。お食事するときはブラック派の私。マニュフェストはフード系もちゃんとちゃんと美味しく作ってくれます。
アボカドトーストはトマトとアボカド、塩とオリーブオイルのシンプルな味付けだったけれど、これが美味しかった!
ちなみにトーストの奥手にある見覚えのあるアレですが、メロンパンと思いきや、Conchaと言うメキシコ菓子だそう。
日本のパン文化がここMéridaにまで!と一瞬歓喜に沸いた2人でしたが、メロンパンの歴史も諸説あって、もしかしたらアメリカ経由でこのconchaが日本に入ってきたかもしれないとかそうじゃないとか。
お味の方はクッキー生地に塩気が少し聞いていて甘さ控えめで美味しかった!
- Starbucks
日本でも太宰府や道後温泉など、歴史残る建造物の一角をスタバにしたり、凝った内装、外装のデザイナーズスタバがありますが、メリダでも発見してしまいました。
モンテホ通りにあるこのスタバは、かつてアネケンプランテーションのオーナーが建てた豪邸の一つを改装して作られています。
邸宅内の間取りはほどんと変えていないようで、ここが応接室で、こっちがベットルームだったのかなーなんて考えを巡らせながらコーヒーを楽しんでみるのも新しい歴史の楽しみ方かなと思います。日が暮れて暑さが和らいだ頃に訪れるのであれば涼しげなテラス席がおすすめ!(ちなみに地方限定の飲み物はなさそうでした。)
メリダ市内の豪邸たちについて簡単にお話すると、昔々、メリダではアネケン(Henequen)という素材の植物で一儲けしたプランテーションのオーナーたちがいまして、稼いだ財で立派な立派な豪邸をそこここに建てました。その中のいくつかはこうしてスターバックスやら銀行支店やらとして現在も現役で頑張ってるわけです。
アネケン写真のような触ると痛そうな植物ですが、丈夫なロープが作れるとの事で、貿易や印刷が盛んになって来た当時では非常に需要の高いビジネスであった事が伺えますねー。(写真右はアネケンロープで作られたアネケンのアート)
しかし、アネケンロープもプラスチックの発明や、その他安価な代替え品が市場に出回ってからは次第に業界にも影が落ちて、アネケンビジネスはすっかり衰退してしまったのです。
残った豪邸たちは今でもメリダ市内に点々と存在していますが、すでに廃墟と化したものも少なくありません。
盛者必衰とはこの事ですねー。
一部のコンディションの良い豪邸はこうしてスタバやら銀行やらが買い取ってオフィスとして今でも使用されています。
そうそう豪邸の説明をしたついでに、メリダというか、ユカタン州の公園で必ずと言っていいほど見かけたこのカップルベンチについても備忘録。
シートが向かい合っているので、知り合い同士であればリラックスできるし、他人であれば気まずい事この上ないこのベンチですが、発明者はアネケン豪邸のオーナーのうちの1人だとか。
彼には愛娘がおりまして、年頃になった娘が彼氏を連れて来る度に、父の目を盗んで森に入って(?!)しまう事に頭を悩ませた父親が、庭のど真ん中にこの椅子を置いてここ以外ではデートしちゃだめ令を発令。以来、お父様は豪邸の窓からその様子を監視していましたとさ。めでたしめでたし。
彼には愛娘がおりまして、年頃になった娘が彼氏を連れて来る度に、父の目を盗んで森に入って(?!)しまう事に頭を悩ませた父親が、庭のど真ん中にこの椅子を置いてここ以外ではデートしちゃだめ令を発令。以来、お父様は豪邸の窓からその様子を監視していましたとさ。めでたしめでたし。
とツアーガイドさんが言ってました。
父がどうとかより、敷地内に森がある豪邸っていうのがすごいよね。
メリダでは公園だけじゃなくて道端でももうバンバンこの椅子だらけでした。
座り心地はというと割とすぐお尻が痛いなという感じで、きっと当時もお尻痛いな作戦で、娘の彼氏を短時間で帰宅させる事に成功したんだろうなといういわゆるグッドデザイン賞ものです。
ぜひお試しください!
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