マヤ文化を学ぶ! Part2 Chichén Itzáとセノーテ

4日目の今日は拠点をメリダからtulum(トゥルム)に移すべく東へ移動です。
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その道すがらにですね、有名な遺跡、Chichén Itzá(チェチェン・イッツア)があると言うので、本日も遺跡観光。


やはり今回も遺跡に近づくにつれてジャングル。
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Uxmalに比べて人気も高いChichén Itzáは駐車場も混み混みでテンションが上がった私たちは今回はちゃんと遺跡見たい!と言うことで、ツアーガイドさんを雇うことにしました。

場内にはオフィシャル、フリー関係なくたくさんの遺跡がウロウロしていて、チケットの列に並んでいるとガイドどお?と話しかけてきます。どこでガイドさん見つけようとか心配いりません。
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私たちも例外ではなく、チケットの支払いをしている際に施設に直接雇われているいわゆる”オフィシャル派”のガイドさんが話しかけてきました。
旦那さんは上手いこと値段交渉していて、提示された値段に対して「オフィシャルサイトでは〇〇〇って言ってた」と値切り成功。トイレを済ませていざ遺跡へ。
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ジャーン。
見たことある(Disney Seaで)。

これがいわゆるククルカンの神殿。春分、秋分の日には大蛇ククルカンがピラミッドに姿を表すと言う設計になっていて、これによってマヤ人たちは農作物を作る時期を知ったそう。
また、ピラミッド自体が巨大なカレンダーになっていて、階段の数が365段だとか、ピラミッドを形成しているひとブロックが1ヶ月を表しているとかでちょっと詳細忘れましたが(←)マヤの知識人たちは天文学やら太陽や月の動きに精通していてその力を政治に利用していたと考えられているそうです。

マヤ文明といえば生贄の儀式もまた有名。
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この神殿で生身の人間を神に捧げて雨を乞いたり、国の平安を祈ったそう。
決まった時期に開催されるこの儀式は時期と神殿の作りがうまく関わっていて、神殿の頂上に子供の生贄を捧げた時間と同じタイミングで生贄が横たわるベットから伸びる柱に沿って太陽が登るように設計されていたといいます。
それを見た民たちは神の存在と生贄の価値を信じたと言うことだそう。だ。

マヤ人の生贄文化を描いた映画、アポカリプトを遠い昔に見て以来、マヤ人=野蛮と言うイメージしかなかったけれど、ガイドさんの話によると、生贄になることは名誉とされていたと言う見方もあるし、球技を行って生贄を決めるゲームにおいても敗者が生贄になると言う考え方もあれば、勝者がその名誉として生贄にされたと言う説もあるらしい。
(でも、アポカリプトのプロットはどの程度本物なのかと聞いたところ、そう言う事実もあったらしいと言っていたからやはり隣村から捕虜として連れてこられた村民を首をバッタバッタと落として生贄として捧げていたと言う説も映画の中で作り上げられた話ではないよう。

そして興味深かったのは、生贄自体はマヤ文明古来からの儀式ではないとされている点。ある時期から急に始まったと言うと、政治的な背景であったりよその文化との交流を経て生み出されたものなのか...謎が深い。

他にも遺跡の壁面に彫刻されたモチーフの説明であったり、メキシコ国旗の意味を説明してくれたガイドさん。
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彼にガイドをお願いしてよかった点は、自前のブックレットで丁寧に遺跡や歴史の説明をしてくれたところ。
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そしてなかなかに素敵な写真を撮るところ!(しかもガイドさんが納得するまで何枚も撮ってくれる。)
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このポーズ自ら望んだんじゃなくて、ガイドさんの指示です。(違うカットもいっぱい撮った。)
そしてこれがその舞台裏(↓)

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ご存知の通り、私アングルにはうるさい方なんで、ここまで屈んで一生懸命写真撮ってくれる彼の姿を見て、
とっても感動した。



別れ際に近くにあるセノーテが有名だからよってみたら良いとのこと。
こんなに面倒見の良いガイドさんに言われたんならぜひ寄ってみましょうよと向かったセノーテがこちらIKKIL
Chichén Itzáからはおおよそ5キロ程度の距離にあります。

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IKKIL自体がリゾートになっているようで、セノーテを取り囲むように宿泊用と思われるヴィラが立ち並んでいました。
カートも走っていたので、リゾートの規模もなかなか大きそう。

ほいで、入り口から歩くことしばしで、セノーテとご対面。
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まさに自然のプール。

紹介遅れましたが、セノーテとは中米ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸、泉のことでユカタン半島内には約3500ヵ所存在するそう(Wikipedia)。

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写真を見ても分かる通り飛び込い台なんかもあってジャンプできます。レットブルが主催するダイビングの大会が開催される時には地上に飛び込み台が設置されるらしいっす。

ちなみに水深が約50mだそうでライフジャケットなしで臨んだ私はアップアップ。
泳げるけれど、濁った水に落とされるとパニックになる(サメやら未知の生物が水底に潜んで襲われると信じているから)

浮き付きのロープが中央に張っているけれども、このロープに座ったりなんなら寝ちゃうやつらがいるから浮きが浮いてないしセーフティーネットの役割を果たしておらずイライラ。
そんな私に旦那さんが配慮してくれて10分も滞在せず、セノーテ終了。(そしてこれがこの旅最後のセノーテとなる)

セノーテと同じかそれ以上の時間をレストスペースのオープンハンモックでゆらゆら過ごし、「お腹空いたね」、「そういやまだ、今日の目的地まで半分しか来てないね」ということで再び車を走らせトゥルムへ。

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で、日も暮れて来たのでとりあえず、どっかでご飯をとこれまたチェチェンのガイドさんのオススメの街Valladolidで休憩、最後のユカタンフードを堪能。
Valladolidの都市設計がメリダと瓜二つでびっくり。メリダに戻って来ちゃったのかと思ったほど。
私がオーダーしたのは卵サラダみたいなやつをトルティーヤでくるんで、おしゃれなソースと揚げ物を刺したもの。
それからライムスープはもちろん頼んだ。美味しかった。
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この街からtulumまでは言わずもがなジャングルで、なおかつ電灯全くなしドライブが本当にスリル満々でした。
路肩に入っちゃったら誰にも見つからず世を明かすコースが頭を過ぎる中、ハンドルを握る手も汗ばんでるなーと思ったらどうやらお腹痛かった。


宿に到着する頃にはもうOPPでどうやらセノーテさんでアップアップした時に口に含んでしまった水でマヤの洗礼を受けたようです。
明日は終日ウォーターパークに行く予定の私と旦那と、新メンバーOPPとの旅は続く...



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